「レジない」スーパー アマゾン、自動運転技術で実現  :日本経済新聞

「レジない」スーパー アマゾン、自動運転技術で実現  :日本経済新聞:

この記事では、"RFIDタグ"が各商品に付けられているのではと書いています。しかし、この情報は始めてです。RFIDタを商品一つ一つに貼り付けるという発想なら珍しいものではなく、既にやっている店が日本にもあります。衣料品などでは価格的にRFIDタグのコストを吸収できるので容易です。しかし、食品になると100円程度のものも少なくないので数円〜10円程度のコストのかかるRFIDタグを利用するのは難しいとされています。

Amazon Goの店舗ではRFIDタグを使わない、独自のシステムを開発したので「スゴイこと」として世界が注目しているはずです。


3月末にはオープンの予定だったのが、トラブルがあり延びています。数ヶ月以内にはそれらを解決して一般人の利用が出来るようになるのでしょう。

既にイギリスでは商標登録などを済ませており、アメリカで始まったら英国などへすぐに広まると思われます。もちろん、日本にも来るでしょう。昨年末にこのシアトルに店が社員限定でオープンした時依頼、日本からも流通関係者が何人も現地視察に行っています。


コンビニでもスーパーでも買い物にいって、一番イヤなのはレジで列を作らされることですよね。それを解決したAmazon GO店舗です。当然、レジの人員が要らないので店舗オペレーションコストが大幅に下がります。全ての売上、店にくる客の行動、どういう人がリピーターなのか、どういう人がどういう商品に関心を持つのか、手には取るけど買わない商品とはどんなものなのかなどが全てデータとしてアマゾンに残ります。それらを分析して商品構成をドンドン変えてゆくことになるでしょう。(店に入るにはアマゾンに自身の情報と支払い情報を登録しておく必要があります)

アマゾンはネット販売の王者です。その情報とリアル店舗の購買動向を一人ひとり結びつけてゆきます。

あと、数年すると日本にもアマゾンの店舗(コンビニのような規模だと思われます)が林立してくるのではと、私は推定しています。日本の小売の様相は一変するでしょう。今までインターネットの進展によって、さまざまな業態が大きな変化を受けて様相を激変してきました。(携帯会社、家電メーカー、電気製品のお店...  などなど)しかし、流通業界は世界との競争にさらされにくいために外国勢に侵略される大きな変化がありせんでした。それが、いよいよ破られるときが来たということです。




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