DIY Gene Editing: Fast, Cheap—and Worrisome - WSJ

DIY Gene Editing: Fast, Cheap—and Worrisome - WSJ:



CRISPR技術がこれまでは科学者しか入ることなどできなかった特別に閉ざされていた世界にアマチュアを受け入れるようになってきた!

今や17才の高校生がCRISPR/Cas9の使い方を習得するようなことが起こってきている。ゲノム編集の世界にCRISPR/Cas9が登場して専門の科学者の大きな衝撃を与え、同時にその使用について道徳的な観点から専門家の間で大きな議論が起こり、専門家の良心を締め付ける状況があるなかで...

96年のクローン羊ドリー、そして2000年のヒトゲノムのおおよその解読などの科学の劇的な進歩は、倫理問題を惹起し、道徳的な考慮を引き起こしてきた。この分野の科学の進化は人の健康へ大きな寄与をもたらす、他方では植物・動物そしてヒトのDNAの改変は人間一人ひとりと社会に対して大きな議論を必要することになっている。



アマチュアがCRISPRを使って趣味的にありえないと思われた試みが始まっている。CRISPR/Cas9はいままでの遺伝子改変技術とは異なり、簡単容易そして安価に利用ができるのである。悪意あるアマチュアが自然界で無害なキノコの菌や昆虫や植物の遺伝子を改変して環境に破壊的な影響を与えることまでが心配される状況が生まれてきた。

われわれは、このような状況の中で趣味的な実験への取り組みをする素人学者や学生に対して信頼をおいていいのだろうか。

CRISPRは、新しい技術であるため「日曜大工的な素人科学者」のやることについて現在の法律は追いつかない。



バクテリアのゲノム編集を5回実験できるキットがオンラインで150ドルで販売されている。ビール酵母でクリスパーを使う講習が400ドルで行われている。昨年これが始まって以来既に80名が受講した。

これらは、害をもたらさない生物に対して行われているのだけど。

クリスパー技術講習会:http://genspace.org/event/20170306/1500/Genome%20Editing%20with%20CRISPR-Cas9



ゲノム編集技術の利用については、多方面での検討議論が必要になっている。

高等学校の先生への情報提供(実験を教えるということではなく)なども重要になってきている。利用出来る範囲や目的が広範囲なので倫理問題から人類・生物への貢献(メリット)という観点などでの、高校生などとの討議なども必要になってきている。



クリスパー技術の講習を受けた人のなかには、これは趣味でやっていること、果物を自分で改変して「今までにない色の果物を作ってみたい」という人もいる。講習の主催者が許すようになれば、「スパイシーなトマト」を作って商用に載せたいと言う人もいる。



# 感想

ネットを使って探せば、クリスパーの技術を教えてくれるラボが存在し、必要な器具一式も既に販売していることろがある。ネットでのことなので、アメリカ以外の国からも必要な道具類を手に入れることができるということだろう。そして、これがビジネスとして成り立つと分かれば、販売サイトはいくつもできてくるのだろう。

科学者が使うためのCRISPR/Cas9に必要な検体や情報は身元や研究の背景や所属などを登録することで信頼できる研究所が実費程度で世界に提供しており、この分野の研究は驚くべきスピードで進展を見せている。