米駆逐艦衝突事故、複数の遺体確認 米軍などの調査続く:朝日新聞

米駆逐艦衝突事故、複数の遺体確認 米軍などの調査続く:朝日新聞デジタル:

このニュースに関して、知らなかった情報をネットで得たので共有したいと思います。
なぜ、最新鋭の技術を登載したアメリカの駆逐艦が衝突事故を目立つほどの回数起こしているのかについて。

大きな船舶には自動船舶識別装置 = AIS(Automatic Identification System)という船舶を自動識別する装置が登載されているそうです。「搭載義務船舶は、300総トン数以上の国際航海する船舶、500総トン数以上の非国際航海の船舶、国際航海の全旅客船」、該当する船では登載が義務付けられている。

このAISによって「自局の船名、MMSIコード、船種、船位、針路、速度、仕向地、積載物等」を自動的に送信しており、周辺船舶はその電波を捉えることができる。これにより「船舶同士の衝突予防、通過船舶とその積荷情報の把握及び船舶運航管理業務支援」に役立たたせている。混雑する港などでは、デッキに見張りがたって衝突や座礁の防止のためにより安全を期していることは当然ですね。

この電波を捉えて地図に表示するサービスがあります。ここをクリックしてください
赤はタンカー、黄緑は貨物船、オレンジは漁船を表示しています。

しかし、「海上自衛隊の護衛艦や海上保安庁の巡視船、水産庁の漁業取締船等の船艇は職務遂行時に停波していることが多い。民間の船舶も海賊やシージャックなどにシステムを悪用されるという懸念から、危険海域では停波する」ということで、他船に自船の情報を知られることが問題である場合は、この機能は意図して働かせていないそうです。

米軍艦などでは、停波していることが通常のようです。衝突の大きな原因とも言えるのかもしれません。人間が見張りに立って衝突を防ぐというだけの労力では混雑した海域では、防ぎきれないとも言えるようです。

宇宙からのAISということについて:「船舶に搭載されたAISトランスポンダーからの電波は、水平方向に約74kmしか届かないが垂直方向であれば、高度400kmの国際宇宙ステーション(ISS)にも届く。」そうです。AISとGPSの組み合わせなどでより安全な海洋の航行が実現してゆくのでしょう。

そのためにもロケットが低コストで打ち上げられることが必要になり、低コストの打ち上げが実現すると地球を宇宙から護る・監視する・分析するなどが出来てより人類に貢献することになるのですね。



総務省 AIS(Automatic identification system:船舶自動識別装置)ページ
「AISを船舶に搭載することで、目視の可否によらずに複数の船舶の行動を随時把握することが可能となり、衝突の危険性を著しく軽減することができるようになります。」