Where the U.S.—and Snowden—Could Go From Here - Olga Khazan - The Atlantic

ロシアのプーチン大統領は、Snowden氏がSheremetyvo空港のトランジットエリアに居ることを認めた。ロシアは彼を米国へ送還することは無いと発言、トランジットエリアは国際法上ロシアの国土ではないから。Snowden氏の立場からは、現在居る場所は法的には不安定な場所とも言える。(limbo:地獄の辺土)
アメリカは107カ国と犯罪者引渡し条約を結んでいる。彼の場合は、法的な犯罪ということでなく、政治的問題ではあるが。
Snowden氏のパスポートは既に米国政府により失効している。彼がエクアドルに向かうために支援しているWikiLeaksはパスポートに替わるものとして「refugee document」を用意している。ロシアの当局がそれを認めることが条件なのだけど。
今後のSnowden氏の行方:
1)モスクワからQuito(エクアドル)に向かう直行便はないため、キューバのHavanaに向かうことになる。しかし、この飛行ルートは一時米国領上空を飛行することになる。この時、旅客機に対して米国は一時的な強制着陸を命じることが可能性としてできる。ここで逮捕する。
2)エクアドルは1872年に米国との間でextradition treaty(犯罪人引渡し条約)を締結している。この条約にはスパイ行為は含まれていはいないので、引渡しを拒絶することができる。しかし、エクアドルの輸出額の45%がアメリカ向けである。引渡しを拒絶したとき、アメリカが経済制裁で立ち向かう可能性が濃い。引渡しまで、エクアドルからの輸入制限を継続するなどが予想される。
3)アメリカの法では、海外の逃亡者を拉致してくることが権力に許されている。DEA(麻薬捜査庁)などは過去に海外から犯罪者を連れ戻してきたことがある。このような強硬な手段を取ることも考えられる。(ロシアのトランジットエリアからこのようにして連れてくることなども可能性としてありうる。)ロシアは国内で活動するFBI捜査などに対抗手段をとるだろうが。
4)もしも、エクアドルやベネズエラ(両国とも反米で名高い)以外の国に向かった場合、そこはより米国と関係が良いのでその国で保護をもらったとしてもアメリカは引渡しの手をあれこれ考えだすことになる。嘗て、コスタリカに米国を逃れて逃げた者がいたが引き続く米国からの圧力により結局米国へ送還することになった例もある。
Snowden氏の今後のとれるべき方策は限られている。
1:犯罪者では無いことを主張し、政治的な亡命であることを認めてもらってエクアドルにはいること。エクアドルは、政治亡命者を米国に引き渡さないという法律がある。
2:ロシア国内のエクアドル大使館もしくはアイスランド大使館に(アサンジュ氏のように)入ること。この場合は、期限の不明な大使館生活を長く送ることを覚悟しなければならない。Assange氏は、イギリスの狭いエクアドル大使館に亡命したため、大使館裏の小さな小屋(のような部屋)の中でエアーマットで寝て、太陽の差し込まない環境であり、時々運動のためダンスをして過ごすという劣悪な生活を凌いでいる。Snowden氏にも豊かな生活は望めない、コンピュータに触る程度のことはできるだろうけど。

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