ベネズエラの経済危機について

ベネズエラ:
自然の美しい国で西にはアンデスの雪を頂く山々があり、南にはアマゾンのジャングル、北には海岸(ビーチ)が広がっている。国全体が南米でもっともと都市化されておらず自然が保存されいている。
資源という面では、世界最大の原油埋蔵量を誇る(サウジよりも多い)以外に石炭、鉄鉱石、ボーキサイト、そして金の鉱脈も世界的に見て大きい。
2013年に前大統領のチャベスが亡くなったが彼は政権にあった14年間、貧者への重視策をとり石油で稼いだ金を社会主義の計画で注いだ。
しかし、彼を継いだマドゥーロ現大統領は原油価格の下落よって経済危機に陥り、日用品不足や急激なインフレに苦しんでいる。


Venezuela closes border with Colombia 'to destroy mafia' - BBC News:
ベネズエラ大統領のマドゥーロは、この国の最高紙幣である100ボリバール紙幣の停止を13日発表し、保有している人は10日以内に新紙幣もしくはコインに換えるように宣言した。(期限以降は只の紙切れになる)100ボリバール紙幣は、ベネズエラでは全貨幣のほぼ半数を占めている。
この措置の理由は、マフィア団が隣国コロンビアなどへ持ち出している、麻薬などの売買で不正に稼いだ金を使えなくするためとしている。このため、コロンビアとの国境が閉鎖された。72時間の期限付きで。
当然ながら、国民は大混乱に陥っている。特に国境近くに住んだり働く人たちにとっては。



大統領に反対の立場を取る野党勢力はこの措置を激しく非難している。

現在、ベネズエラでは大統領弾劾の手続きがすすんでおり1月10日くらいまでにそれを実施しないと現大統領派を政権から追放できない法律の決まりがある。この一件で弾劾のための国民投票の実施が遅れることが懸念される。

チャベス時代からも経済は悪かったが、2年ほどまえに始まった原油価格の下落はベネズエラの経済を崩壊状態に陥らせており、生活必需品の極度の不足、医療品や医薬品の欠乏などで国民生活は破壊されている。インフレも激しく、前月からの1ヶ月で貨幣価値が50%に下がるなどの状況にある(新紙幣を発行する必要がある。現紙幣ではスーパーに日用品を買いに行くのに紙幣をバックパック一杯詰めていいかねばならないという状況)IMFの予想では2017年は2000%のインフレになるとされている。

関連情報ですが、インドでも先日高額紙幣を廃止すると発表がありました。
インド高額紙幣廃止、モバイル決裁に爆発的需要

  1. 現金(札束)は、犯罪者にとって無くてはならないお金です。銀行決済では捕まる可能性がある。
  2. 記事中にグラフが出ているように日本は世界では異常に現金を好む国です。しかし、フィンテックが急激に世界で進展しており数年で多くの人がスマホで買い物する時代になるでしょう。私も先日のApple Payの実現以来、コンビニではスマホで買い物しています。便利ですよ。