Polonium 101: What is it, and why is it so dangerous? - CSMonitor.com

 2004年に突如 パリで客死したパレスチナのアラファト議長についてポロニウムを使った暗殺との疑念がありました。家族や支持者が強く埋葬した遺体を調べるように訴えていた。ポロニウムは半減期が短くて埋葬後数年以内にしらべないと痕跡が消えてしまうらしい。
その調査結果の一部が公表されて、極めて濃度の高いポロニウムが検出されたとのにゅーすがありました。そのポロニウムについての解説記事。恐ろしい暗殺道具にもなる放射性元素。
1898年にキュリー夫妻により発見された。無臭でシルバー・グレーの柔らかい金属、粉末状に加工ができる希少元素。
ごく僅かな量で、食べたり飲んだり、傷口に塗布したりすると死に至らしめることになる。体内に入らない状態では危険はほぼ無いという性質。体内に取り込むと、突如体内細胞や器官などに反応を表し回復不能のダメージを与える。
吐き気、嘔吐、疲労感、下痢、そして腎臓や肝臓を弱らせる。結果として免疫システムを破壊してしまう。これらの反応をアラファト議長は当時2週間にわたって示した。
致死量のポロニウムを入手できるのは、核施設にアクセスできるものにほぼ限られる。地殻の中にポロニウムは存在するが量がごく微量で使えるまでにはならない。原子力発電所においてポロニウムは作られる。Polonium-210,アラファト議長を死に至らしめたと考えられる物質。工業機器や写真プレートの静電気防止からロシアの月着陸船の熱源などにまで利用されている。
嘗て、KGB局員でクレムリンから睨まれていたAlexander Litvinenko氏がポロニウムで殺害されたことが有名である。
今回の件については、フランスとロシアも調査を行っている。2012年の11月にサンプルを取っていったが発表はまだない。
パレスチナ側からは、イスラエルによる暗殺が疑われている。

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